星月夜~平凡♀×人気者♂~【短編・完】



そりゃ…つらいけど…。


でも…


黙っていると、響君は信じられない言葉を口にした。


「…俺にしなよ」


「え……?」



どういう意味……?


見上げると、真剣な表情の響君。


「あの…えっ…」



言葉が途切れたのは…


グイッ…


強い力で引っ張られて、響君の腕に連れ込まれたから。


そのまま、すっと顎を持ち上げられる。


何…この体制は…。


「なぁ…俺にしなよ…」


「……ぇ……」



この体制と、言われていることのせいで上手く話せない。