星月夜~平凡♀×人気者♂~【短編・完】



「あの…隼人君、これ好きだよね?」



取り巻きのリーダーが差し出したのは、パーティーに設けられた食事。


……え……。


そうだったの……?


知らなかった……。


「だから…」


「ありがとう」



そんな光景から、背を向けて歩きだす。


思えば……


あたし隼人のこと…よく知らない…。


好きなもの…嫌いなもの…


好きなこと…嫌いなこと…


なのに…


目に涙がじわりと浮かぶ。


なのに…告白するとか、バカみたい…。