会場内を歩き回って10分。 まだ隼人は見つからない。 隼人…どこだろ? 人が多すぎて分からない。 …ってか、会場が広すぎるよ! 辺りをぐるりと見回した… その時。 「あっ…いた」 遠くで、ちょうどこっちに歩いてくる隼人を見つけた。 まだあっちは気付いていないみたいだ。 「隼っ…」 「隼人君!!」 え……? 名前を呼び掛けた時、誰かと声が被った。 見ると…取り巻きのリーダーだった。 「ん?」 優しい笑顔を向ける隼人に、 ズキッ… 胸が痛んだ。