何かを察したのか、真保は相変わらず硬直したまま。
そのまま近付いていた時だった。
「隼人様。お母様がお呼びです」
タイミングよく執事に邪魔されて。
「あぁ…すぐ行く」
俺はおとなしく、真保から離れた。
そして、まだぼんやりしている真保を振り返って。
「じゃ…また後でな」
何事もなかったように振る舞った。
「……うん」
そんな俺に、真保は顔を赤らめて小さく頷いただけだった。
…ってか、俺…真保に何しようとした?
思い出すと…かなり大胆なことをしてたような…。
少し口元を緩めながら、俺はパーティー会場へと入った。

