星月夜~平凡♀×人気者♂~【短編・完】



何かを察したのか、真保は相変わらず硬直したまま。


そのまま近付いていた時だった。


「隼人様。お母様がお呼びです」



タイミングよく執事に邪魔されて。


「あぁ…すぐ行く」



俺はおとなしく、真保から離れた。


そして、まだぼんやりしている真保を振り返って。


「じゃ…また後でな」



何事もなかったように振る舞った。


「……うん」



そんな俺に、真保は顔を赤らめて小さく頷いただけだった。


…ってか、俺…真保に何しようとした?


思い出すと…かなり大胆なことをしてたような…。


少し口元を緩めながら、俺はパーティー会場へと入った。