*隼人Side* 昨夜考えた、長い挨拶を暗唱しながらパーティー会場へと向かう。 なんで、こんなことをしなきゃいけないんだよ。 質素な誕生日でいいから、ゆっくりさせてくれよ… なんて考えながらパーティー会場に入ろうとした… まさにその時だった。 「…っ!!」 驚いて思わず目を見開く。 しばらくの間… 目を逸らすことができなかった…。 セミロングの黒髪に… 赤いリボンを結んだ…あいつ。 「…え……?」 絞り出した声は言葉にならなった。 でも、あいつは気付いて振り返る。