星月夜~平凡♀×人気者♂~【短編・完】



そんなこと言ってくれるなんて…思わなかったから。


しかも…


「っ!!」



隼人が手を伸ばして、あたしの頬を包み込んだ。


大きな手が、あたしの頬をすっぽり包む。


もっと信じられないのは…


―――――え……?


それは、ゆっくりと近付いてくる…隼人の顔。


いや、気のせい…じゃ…ない?


綺麗な顔は間違いなく近付いてる。


でも、


「隼人様。お母様がお呼びです」



それは、運悪く来た隼人の執事によって止められて。


「あぁ…すぐ行く」



隼人はあたしから離れた。


離れてしまった、温もりが…恋しい。