肌を焦がすような炎天下の日。


今日は7月15日。


一見なにもないように思えるかもしれないけど…


今日は、あたしにとって特別な日。


今日のあたしは誰から見ても、きっと落ち着きがなく見えてるんだと思う。


だから…


「真保~」



呼ばれた方を振り向くと…


「気持ちは分かるけど…落ち着きなって!」


「…っ…」



ほら、親友の高橋玲奈にも笑われる。


確かに、そわそわしたってしょうがないよね。