「ごめんね?友達が拗ねてるから帰らなきゃ」



「大丈夫だ、もう絶交してやるから。行くぞ剣哉」


「…グガー…」




「………。
剣哉…いつの間に寝ていたんだ?」




見れば、巨体が一匹机によだれを垂らして狸寝入りしている。
いびきさえ無ければ可愛いのだが…。





しょうがないので一人寂しく零は帰ることにした。

そして、怪奇な体験をすることになるなど…




(他人だ!もうアイツらとは関係ねぇ!!)




怒っている零はまだ知らない。




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