社長の溺愛

「この辺りって、言ってなかったか?」

「あっ、ここです!」

「なかなか混んでるな、入るか」
手を、離さなきゃ駄目だよな
スゲー嫌だけど仕方がない
至福の時間だったな

「はい」
あっ、手が離れちゃった
淋しいよ、まだ繋いでいたかったな


「俺はチキンカレー」

「グリーンカレーで」

「スパイスの匂いがするな」

「口コミで、本格的な味がするって書いてあったので」

「そうか、昨日のカレーと比較してみるか?」

「社長、それはヒドイです..昨日のは一般的な家庭的のあじなんですよ!」

「でも、美味しかったぞ 手料理なんて久しぶりだったからな また、作って欲しいぐらいだ」


「...私でよければ...」


ヤバい、顔を赤くしながら頷くなんて..可愛いすぎる
今日のlunchは、来て良かったな
自分で自覚してからは、どんな表情も、仕草もすべてが可愛くみえるんだよな
昨日は脳内整理の真っ最中だったけど、二人で会ったのなんて初めてに近いのに、こんなに可愛いとか思ってるって、これから俺、大丈夫なのか...

この時間を誰にも邪魔されたくねぇ~


社長がまた作ってって...スッゴク嬉しい
でも、そんなこと言われた事ないから恥ずかしいよぉ
顔も赤くなっちゃったし
もう、やだ...
でも、やさしい顔で笑うんだもん
全然、最初の印象と違うよ...こんな優しい顔をするなんて

もう、さっき認めたばっかりの気持ちがもっと、いっぱいになっちゃうよ

この時間が続けばいいのに