社長の溺愛

☆拓也

俺のせいでぶつけたって、怒ってるな

仕方ねぇ

「ほら、大丈夫か?」

「たんこぶでも、出来たか?」


なんだよ、まだ睨んでるな

「悪い、びっくりしてぶつけるのなんて、コントみたいで笑っちまった」

「本当に大丈夫か?」

「大丈夫です...」

「怒ってるのか?」

「怒ってないです」

「お前が、俺をスルーするからだろ」

「はっ?」

「手伝うか聞いたろ、なのに」

「空耳かと思いまして...」

「だから、前まで来て聞いたんだろ」

「....」

「まぁ、俺もびっくりするかなぁとは思ったから、悪かったな、本当にどこも痛くないか?」

「はい、大丈夫です」

「じやぁ、お詫びじゃないが俺も手伝うか」

なんだよ、今度は

出来るんですか的な目、してんじゃねぇ


「言っとくが、俺は一人暮らし長いからな」