「モテモテだなぁ、透と遥」 「「幸也」くん……っ」 私と透が、楽しく話してると この学園で知り合った 藤堂 幸也が ぶっきらぼうに話しかけてきた。 この学園では珍しいツンツンの黒髪に ヘッドフォンを、首にさげてる問題児。 私はあまり好きじゃないと思いながらも喋りやすいとは思ってる。 「でも、生徒会の連中には やっぱ勝てねぇな」 幸也が、小さく呟いた。