ガチャリ
勢い良くドアを開けて外の世界に飛び込んだ。
日差しが強い。
「うわぁ…」
あまりの日差しの強さに目を細めた。
本当は美しいガラスのような瞳も分厚い眼鏡で隠れてしまっているのだが。
「はぁ…」
何回目の溜め息だろうか。
そんなことを考えながら足を進める。
ただいま4月上旬朝8時
今日から高校二年生。
世間ではきっと青春を謳歌しているイメージなんだろうがそんなの私には全く関係無い。
どうせ私は世界の中で存在してもいなくてもいいのだから。
「なにあれ~」
「うわっ。まじないわw」
「だっせ~なあいつw」
色んな所から聞こえてくる私に対する批判的な声。
そんな声に耳も傾けず颯爽と歩く神崎華恋(カンザキ カレン)
「つかあんな奴いたっけ?」
「新入生じゃない?」
「でも校章青いじゃん」
この学校は学年ごとに校章の色が別れている。
1年が緑。2年が青。3年が赤。
勢い良くドアを開けて外の世界に飛び込んだ。
日差しが強い。
「うわぁ…」
あまりの日差しの強さに目を細めた。
本当は美しいガラスのような瞳も分厚い眼鏡で隠れてしまっているのだが。
「はぁ…」
何回目の溜め息だろうか。
そんなことを考えながら足を進める。
ただいま4月上旬朝8時
今日から高校二年生。
世間ではきっと青春を謳歌しているイメージなんだろうがそんなの私には全く関係無い。
どうせ私は世界の中で存在してもいなくてもいいのだから。
「なにあれ~」
「うわっ。まじないわw」
「だっせ~なあいつw」
色んな所から聞こえてくる私に対する批判的な声。
そんな声に耳も傾けず颯爽と歩く神崎華恋(カンザキ カレン)
「つかあんな奴いたっけ?」
「新入生じゃない?」
「でも校章青いじゃん」
この学校は学年ごとに校章の色が別れている。
1年が緑。2年が青。3年が赤。
