体の線は細くてか弱そうに思えた。少し痩せすぎなくらいの容姿を眺め、「きれいな方ですね…」と呟いた。
「河佐さんと同じくらい細いでしょう?」
田所さんの言葉に「はい…」と言いかけて、「いいえ!」と強く否定した。
「私はここまで細くないです!」
服から出ている部分は少し細く見えるけど、胴やお尻は大きいんです…と理由を話した。
「む…胸だけは自信ありませんけど…」
言わなくてもいいことまで言って、ついつい顔が赤くなる。
田所さんは少しだけ笑い、私の手から写真を抜き取った。
「河佐さんと初めて会った時、母のことを一瞬思い出しました。容姿と言うか、単純に背格好が似てるなぁ…と思ったんです」
母が生まれ変わって、自分に会いにきたのか…と思った。
マナー講座で講師にいびられていたのに、ぐっと我慢して笑顔を見せていた姿も印象的だった。
社内や受付の窓口で彼女を見かける度に目で追った。
見たこともない母を見ている様で、懐かしくてたまらない気持ちが膨らんでいった。
「社食でうどんやサラダぐらいしか食べてないのに気づいて、もっと沢山食べればいいのに…と考えてました。それで、いつか『かごめ』に連れて行く機会ができたらいいな…と願ってました…」
「河佐さんと同じくらい細いでしょう?」
田所さんの言葉に「はい…」と言いかけて、「いいえ!」と強く否定した。
「私はここまで細くないです!」
服から出ている部分は少し細く見えるけど、胴やお尻は大きいんです…と理由を話した。
「む…胸だけは自信ありませんけど…」
言わなくてもいいことまで言って、ついつい顔が赤くなる。
田所さんは少しだけ笑い、私の手から写真を抜き取った。
「河佐さんと初めて会った時、母のことを一瞬思い出しました。容姿と言うか、単純に背格好が似てるなぁ…と思ったんです」
母が生まれ変わって、自分に会いにきたのか…と思った。
マナー講座で講師にいびられていたのに、ぐっと我慢して笑顔を見せていた姿も印象的だった。
社内や受付の窓口で彼女を見かける度に目で追った。
見たこともない母を見ている様で、懐かしくてたまらない気持ちが膨らんでいった。
「社食でうどんやサラダぐらいしか食べてないのに気づいて、もっと沢山食べればいいのに…と考えてました。それで、いつか『かごめ』に連れて行く機会ができたらいいな…と願ってました…」

