キミにありったけの星屑を






「莉緒を追いかけたの。だって、莉緒の教室の前で待ってたら気づかないで走って行っちゃったんだもん。」




そういいながらみりあちゃんは私の隣に座ってお弁当を開き始める。




うう…気づかなかった…。





「ごめんね…」



「いーの!でも莉緒って見かけによらずほんと足速いよね~」




「そうかな」




私も自分のパンを出してちまちまと食べる。



「そーだって!莉緒、小学校も中学校も短距離いっつも1位だったじゃん」




そういえばそうだったっけ?




なんて、みりあちゃんとご飯を食べながらしばらくたわいのない話。




「で、聞くけど、なんかあった?」




ご飯を半分くらい食べたところであの話。



「って言ってもさっき聞こえちゃったんだけど、伊勢谷にご飯さそわれてたよねぇ?」