「はぁ、はぁ」
思わず教室を飛び出して走ること数分。
私は屋上の前まで来て座り込んだ。
さっきのクラスの子の言葉が頭のなかで反芻してる。
佐倉さんも一緒に食べるの?…か。
たしかに私は冗談とか言えないし、みんなみたいに大声で笑うことなんてない。
あんな賑やかなクラスに場違いなのはわかってるつもりだった。
…わかってるつもりだったのに…な。
それでもやっぱりはっきりと言葉に出されたら結構ショック。
「はぁ…」
ため息をつけば自然とうつむいてしまう。
タンタンタンタン…
階段から誰かが来る音が聞こえてきて、私はとっさにじんわりと目に溜まっていた涙をふく。
その足音は私の方へとだんだん近づいてきて、私の目の前で止まった。

