次の日、学校に行った。


ママの葬儀はしなかった。
お父さんが許さなかった。


ママは自殺だった。
原因は、お父さんの浮気と華蓮の存在だったらしい。
自分の浮気は許すのに、お父さんの浮気を許さないのは自分勝手だ。
でも、それでも…たった1人の血の繋がったママ。悲しくないと言えば嘘だ…



そう思ってるの学校に着いた。



亮ちゃんが前から歩いてきた。


亮「おお、華蓮。おはよ〜」


『おはよ(ニコッ』


出来るだけ気づかれないように。
いつも以上に完璧な作り笑いをした。



亮「どうした?何かあったのか?」


でも、亮ちゃんは簡単に気づいた。


私は俯いた。
こんな顔を亮ちゃんに見せたくなかった。


亮「今から朝の職員会議があるから、また昼休みとかに絶対聞くからそれまで待っててくれ」


そう言って亮ちゃんは職員室に行った。