亮「?!

おい、どうした?!」

気づけば私は胸に手をあてて膝をついてた。

『はぁ……はぁはぁ…はぁはぁ!…っ!』

息が苦しい…

このまま死ぬのかな…

気を失いそうだけど、それをこの体はそう許してくれない。

亮「おい!おぃ…大丈夫か?ゆっくり呼吸しろ。大丈夫だ。俺はここにいるから。」

そう言って亮ちゃんは私の背中をさすってくれた。

あぁ…また迷惑をかけちゃったなぁ…。

『はぁ……はぁ………』

数分経ってようやく息が整えてきた。

亮「華蓮?大丈夫か?」

『ふぅー…もう平気。』

亮「また強がって。」

『悪いな。』

まだ息苦しさはあるけど、さっきよりはマシだった。

亮「華蓮」

『ん?』

亮「お前の過去を聞かせてくれ。」

『いいけど、亮ちゃんが考えるよりも残酷やし耳を塞ぎたくなるよ?



それでもいいの?』

亮「うん。聞かせて」

『分かった…』