「ちょっと友佳! いい加減部屋を片付けなさい!

 いらないものは捨てる! いい!?」

「はあい……はあっ」

母の五月蝿い声。聞く度に
苛立ちを覚えてしまう。

短い溜息を漏らし

私は渋々母に言われた部屋の掃除をする


「ええと……あ。これ懐かしいなー
 小学生の頃に書いた絵だー。」

部屋を掃除すると、色々なものが出てくる。
昔、使っていたもの
最近無くしたと思っていたもの


様々だ。

そして、部屋も大体片付いてきた頃



ある人形が出てきた。