血塗れの廊下【短編集】




個室の中から

異様な音がした。


私は恐怖で足がすくんだが
個室のドアをゆっくりと開いた。



「――……ぎゃあああああああああああああ!」



*


個室に入っていたのは

脳天に斧が突き刺さり
大量の血を流して死んでいる茄波の姿だった。




『貴方も遊びましょう?』




トイレで、そんな声が響き渡った。





end....