君が居る







暫く背中を擦っていたら





「僕ね、両親の本当の子供じゃないんだ。

この傷は、本当の父親がつけた。

無理心中ってやつ?
けど、僕だけ生き残った。

それで僕を引き取ってくれたのが、今の両親。

今の両親は、なかなか子供が出来なくて、まだ赤ちゃんだった僕を引き取ってくれた。

けど、今僕には双子の弟が居るんだ。

それから、両親は僕を見なくなった。

だから僕は逃げるようにこの寮制度があるこの学校に来たんだ。

1年。両親からは月1でメールが来る。

けど内容はお金は振り込んだとかだけ。

ハハッ。笑っちゃうよな?」




違う。違うよ。





その笑顔は違う。





そんな悲しい顔で笑わないで。