「捻挫ね。結構酷いから安静にしててね?」





「はい。ありがとうございました。」





タクシーに乗って病院に来た。





足は包帯グルグル巻き。





大げさだなぁ。全く。





「帰るぞ茉汐。腹へった。」





「あ!うん!」





病院の待合室に出たら真白がそう言ってきた。





「けど待って!お金…。」





「金なら払った。」





スタスタ歩いて行ってしまう真白。





え?え?!





払ったって…





「ちょっ!真白!いくらだった?お金はちゃんと出すから言って。」





「良い。お前の叔父さんにもらった金だから。」