君が居る

グッと食い込ませた時





"パシン"





乾いた音が響いて、手に持っていたガラスが落ちた。




ジンジンする手を押さえて顔を上げたら





"パシン"





頬を叩かれた。





そこに居たのは





「…………美嶺……ちゃん。」





肩で息をしてる美嶺ちゃん。





撮影だったのか、この季節には似つかわしくない、冬服を着てる。





「このっ!バカ野郎!!」





…………………え?今の美嶺ちゃんの声?





「あのなぁ!何があったか知んないけど、簡単に死のうとすんなボケが!!」





…………み、美嶺…ちゃん?





「ったく。せっかく真白に協力してやってんのに、色々水の泡になるだろーが!」