君が居る

「………………………はぁ。」





「幸せ逃げるよ。」





………………?!





ビックリして横見たら





「朝陽ちゃん?!」





「あははっ。ビックリした?
茉汐が遅いから迎えに来ちゃった。」





眼鏡の奥の瞳が、なんだか疲れてる。





って言うか、若干汗かいてる…?





「暑いね〜。」





いや、夕方だからそんなに暑くない。





まさか





「捜してた?私の事。」





ビクッと肩が揺れた。





やっぱり。





「遅いから心配したんだ。
ごめんな?」





朝陽ちゃんは、覚えてるんだ。





昔私が言った言葉を。





『帰りが遅くても捜さないで!!
お兄ちゃん面しないでよ!!』