君が居る

「誰かに甘えるなんてなかったのになぁ。」





あっ、でも朝陽ちゃんには甘えっぱなしだったなぁ。




何気なく制服のポケットからスマホを取り出すと





[着信 朝陽ちゃん]





の文字。





どうしたんだろ?





疑問に思いながらも電話に出た。





「もしもし朝陽ちゃん?」





『あれ?もうお兄ちゃんって呼んでくれないの?って痛いよ!!』





多分、りょーちゃんに叩かれたんだな。





クスクス笑いながら朝陽ちゃんに答える。





「りょーちゃんが居るからね。」





『えー。ってそんな事より、週末は家に帰って来るんだよ?』





…………なんで?何かあったっけ?