君が居る

それにムッとして、後ろから抱きつく。





「現金かもしれないけど、私は、りょーちゃんに側に居てほしい。

りょーちゃんが高2で、私が中1の時の生活の事は確かに、私にはトラウマだよ。

けど、今の笑顔を見れたからもう良いよ。

またさ、やり直そうよ。

ぶつかろう?ね?また、海に連れて行ってよ。」





あの生活の中で、1度だけ笑ってくれたのが、海での時だった。





だから





「離れて行かないで。」





良夜のお腹に回した腕に力を込める。





そしたら良夜がこっちを向いて、右肩にソッと触れてきた。





「……守れなくてゴメンな。痛かったよな。」





その顔は悔しそうに歪められていた。