君が居る

ヘラっと笑った。





「……そうか?」





照れくさいのか、ほんのり顔が赤い。





「悪かったな。茉汐。俺は、これをきに、お前とはもう一生会わないつもりだ。

許してほしいなんて言わない。

けど、母さんと父さんの事故で自分を責めるなよ。

唯一の俺の家族なんだから。」





高校生の時の良夜の笑顔だ。





私はこの笑顔を見たかった。





昔に戻ったみたいだ。





パパもママも生きてて、仲が良かった頃みたいだ…。




「りょーちゃん。」





ソファーから立ち上がって、リビングから出ようとしてた良夜に声をかける。





昔呼んでように、名前を呼ぶ。





「……っん?何?茉汐。」





良夜はそれに振り返らず聞いてくる。