君が居る

そう思いながら玄関にたどり着いた瞬間





体が凍りつく。





まるで、私の体のすべての熱を奪われたみたい。





「……………よぉ。茉汐。」





何も声を発声出来ない。





でも、体は覚えてるものだ。




この言葉に返さなきゃいけない言葉を知ってる。





そして口は勝手に動く。





「良夜…さん。」





「覚えてんじゃん。俺を待たせんなよ。
しかも部屋に上げねーってどういう事だよ?あ?」





どうしよう…。怒ってる。





というか、どうしてここが分かったんだろう…。





「聞いてんのか?クズ。」





「なっ?!お前、茉汐になんて言ってんだよ?!」





秋が良夜に抗議する。