「うん!終わったよ?」





ヨイショッと、洗濯カゴを持ち上げる。





「あのさ、茉汐にお客さんなんだよね…。」





…………………え?





ここに住んでる事は、生徒会メンバーと叔父さん、そしてお兄ちゃんくらいしか、知らない。





ま、まさか!!!!





「バレたっ?!」





生徒会メンバーはとにかくモテる。





あ〜。私は明日から呼び出し連呼かぁ…。





じゃない!!怖すぎるよ!





「ヤダよ?!出ないよ?!」





私の表情から読み取ったのか





「大丈夫、女の子じゃないから。」





って、手を引っ張られて玄関へ。





女の子じゃないなら誰?





私がここに住んでるの知ってるなんて…。