君が居る

「どう?」





「………うまい。」





そう言う夏の顔は真っ赤で




「夏、熱でも出た?」





そう思わせるくらいに真っ赤だ。





「……無自覚が一番怖いな…。」





夏が静かに呟いた言葉は私には聞こえなかった。





「………………………………。」





ガタン





大きな音をたてて、真白が席を立つ。





そして、何も言わずに海の家から出て行った。





「真白?!」





聞こえるくらいの声で呼んだはずなのに、振り向かずに歩いて行ってしまう。





「もう!秋、あげる!」





まだ半分しか食べきれてなかった海鮮三昧を秋に渡して、追いかけた。