「うん、良いよ。僕も知らないから。」




ニッコリ笑う叔父さんが悪魔に見えた事は内緒にしとこう。



「という事茉汐、良いね?」



「…………うん。」




お兄ちゃん以外の人と暮らす事が何より怖くて、辛くなるか知っているから、間があいてしまった。




「…茉汐。大丈夫。ね?」




「うん。」




何かあったら、どうせまた同じ事を繰り返すんだろうって思って、頷いた。




私に植えついた闇の大きさは




はかりしれないのだから……。