グイッと秋の腕を引っ張って





「だって秋!!」





「分かってるよ。どうにかするから。」





なんて頼もしい!!





「とりあえず、ホテルにチェックインしよう。」





皆がなに食わぬ顔で入って行くホテルは、バカな私でも知ってる、海外が経営してるホテル。





待って!絶対高いよね?!高いよね?!





私お金そんなに持ってないよ?!





恐る恐る皆の後に続いて入ったら





「ようこそ真白様。」





「夏様、お荷物お預かりいたします。」





「秋様、お飲み物をどうぞ。」




……………………。





私は瞬きを繰り返す。





どゆことですか?





「茉汐様、でございますか?」