え?





そう思った時には、真白は公園を出ようとして居た。




待って…。





行かないで…っ。





真白っ!!





声に出したくても、さっきの
『なんでもなくねーだろ?!』
って言う真白の荒げた声が耳から離れなくて、何も言えない。





「待って…よぉ…。」





やっと声が出た時には、真白は完全に見えなくなっていた。