君が居る

何を言われるんだろう…。




「……良夜が帰って来る。」




静かに告げられた、私にとって残酷な事。





「…………う……………そ。」





それしか声に出せない。





なんで?





どうして?





どうして帰って来るの?





またあの日々が繰り返されるの?





そんなのっ…嫌だよ…。





「ヤダっ嫌だよっお兄ちゃんっ!」





ギュウっと強く強くお兄ちゃんに抱きつく。





「大丈夫。大丈夫だから。」





優しく、安心させるように何度も何度も頭を撫でてくれるお兄ちゃん。





「だってっ……そんなっ。」




息がうまく出来ない。





ねぇ、嘘だって言ってよっ。