キス、のち涙。

「ただいま・・・・・・。」



部屋に戻ると、みーちゃんとりーさが怖い顔をして、私に向かって睨んでいた。



「綾羽、どこに行ってたの?!」

「え?」

「え?じゃないわよ!何、オレンジジュースなんか持って・・・・・・長谷川君と仲良くしてたの?!」

「べ、別に・・・・・・。」

「嘘つかないで!さっき、長谷川君と一緒にホテル出たでしょ!見てたんだから!」



ば、バレてる・・・・・・。




「ち、違うの!英語の勉強教えてもらっていたの!で、これは・・・・・・お疲れってしるしに、長谷川君がおごってくれて・・・・・・!」





どうしよう、嘘言っちゃってる・・・・・・。

でも、本当のことなんか言えないよ・・・・・・。