キス、のち涙。

「え?!」


慌てて顔を上げる。


「い、いいの?」

「・・・・・・。」


秋原君は、黙ったまま頷いた。


「あ・・・・・・ありがとう!」

「・・・・・・ん。」


私は、秋原君の隣の席に座って、勉強を教えてもらった。