キス、のち涙。

「いいよ、長谷川君。行ってきて。」

「え、でも・・・・・・。」

「わ、私なら大丈夫だよ!他の女子も、長谷川君に勉強を教えてほしいんだよ!」

「・・・・・・すぐ戻ってくる。」


そう言って、長谷川君は去っていった。


・・・・・・ハア・・・・・・。

本当は、全然わかんないよ・・・・・・。


みーちゃんとりーさは、二人だけの世界に入って勉強してるし・・・・・・。

私だけ、取り残されて・・・・・・。