キス、のち涙。

私は涙を拭って、へたくそな笑顔で、精一杯笑った。


私のへたくそな笑顔をみた祥吾は、幸せそうに笑った。



祥吾の手が、どんどん冷たくなってきた・・・・・・。


もう、お別れの時間・・・・・・。


「綾羽・・・・・・。」

「しょ、ぉごっ・・・・・・。」





「・・・・・・あ、い・・・・・・し、てるっ・・・・・・。」






祥吾は、目を閉じて・・・・・・そのまま、動かなくなった。




大好きな彼は・・・・・・天国へと旅立った。