あと少しの時間、できること・・・・・・・。


頭の中に浮かんだ答えは、一つ。





俺は引き出しの中から、あるものを取り出した。


綾羽。

大好きだよ・・・・・・。


頼むから、もう泣かないでくれ・・・・・・。

俺も、もう泣かないから・・・・・・。




俺は、綾羽の泣き声を聞きながら、作業を始めた。