吐き気が収まって、お医者さんたちが病室を出た後・・・・・・綾羽の泣き叫んでいる声が、病室の中まで聞こえてきた。


きっと、あのことを聞いたんだろう・・・・・・。




俺にはもう、時間がないことを・・・・・・。





ごめん、綾羽。

俺、本当にもうすぐいなくなる・・・・・・。


大好きな綾羽を、愛してやることもできない。