キス、のち涙。

「ま、お前が死んだらこいつはフリーになる。お前が死んでいくのを、楽しみに待っているよ。」

「!!!」



フリー・・・・・・?

死んでいくのを・・・・・・?

楽しみに、待っている・・・・・・?



「じゃ。」



病室のドアを開けて、長谷川君は去っていった。



「ま、待ちなさいよ!!!」



長谷川君を追いかけようと思ったけど・・・・・・祥吾に腕を掴まれて、阻止された。