長谷川君の後をついてきて、向かった先は・・・・・・。


「・・・・・・大きい・・・・・・。」


大きな国立病院だった。


「・・・・・・ここは、秋原君がお世話になっている、病院だ。」

「そうなの?」


「ここに、秋原君がいるから。」



・・・・・・本当に、祥吾がいるの・・・・・・?



「僕はここで待ってるから、君一人で入りなよ。」

「いいの?」

「うん。」



病室のプレートには、『秋原』と書かれていた。


私はドキドキしながら、祥吾のいる病室に入った。