キス、のち涙。

「・・・・・・もう一人ぐらい、男子誘いたいな。」

「え?う、うん。そうだね・・・・・・。」



教室を見回していると・・・・・・。


私の隣の席の彼に、視線がいった。


秋原君・・・・・・。

一人だし、誰かに誘われたり、誘ったりしないよね・・・・・・?


「・・・・・・あいつ、誘う?」

「え?」


「秋原祥吾。」