「……言ってる事と表情が全然違いませんか?
この際嘘をつくのも嫌だしはっきりと言います、ごめんなさい、あたしは先輩の事が大っ嫌いです。
不思議なんですよ、なんで近付きたくもなければ近付かれたくもないのに何時も組まされるのかが。だから仕事外ではあたしに踏み込まないでください、迷惑この上ないです。だから放してください」
先輩の手を払い、邪見にしながら睨み付ける。一心不乱に荷物を寄せ集めて部屋を後にする為に背を向ける。
「上に掛け合って、先輩と組むのもこれで最後にしてもらいます。ここにももう2度来ないしあなたに近付きませんから」


