1年生も20人も入って、私も部長として
仕事をこなすことが増えた。
1年の志望楽器のアンケートを持って、
隣の部屋に向かう。
「今年はどんな1年が入ってくれるのかなー?」
「あ、舞春(まいは)。」
隣の部屋に入ると、もう、みんな席についていて舞春も急いで席についた。
「それでは今から、1年生の楽器を、決めます。」
この話し合いをまわすのも部長の私の仕事。
「まず……それぞれの第一志望を言います……」
第一志望楽器を発表しながら、1年生に恵まれたんだと思った。
「じゃあ……決めていこうか。」
一人一人担当楽器が決まってく。
私たちもこんな感じだったのかな……。
あっという間のようで、終わった頃には伊達に討論を繰り返してないなぁ、と思える時間で、決まった結果の書いた紙を持って部室に戻った。