クラス替えや自己紹介など、進級での数々のイベントをこなし、
いつの間にか放課後になった。

「珠里、帰りどうする……?」

私は同じクラスになることができた珠里に
話しかける。
すると、
当たり前のように珠里は私に言った。

「部活体験、行くでしょ?吹奏楽部。」

「吹奏楽……?」

「うーん。日向は……木管かな?」

「木管……?」

よく分からないが、
家に帰っても特別することはないので
興味もあったので、
吹奏楽部に行ってみることにして、
珠里についていった。