「お前も自己紹介しろよ」 「え、いや…」 「まぁ、僕たち桜奈ちゃんのことすでに知ってるけどね~」 「桜奈」 あたしの名前を呼んだのは如月愁馬だった。 さっきの一言でみんな黙ってしまう。 そんなえらい人なの、このひと? 「自己紹介しろ。じゃねえとキスするぞ。」 「…」 この人は何を言っているの? キス?自己紹介をしないだけで? 非常識人だ、絶対…… 心の中でそう叫ぶ間にも如月愁馬はソファから立ち上がりあたしのもとに近づいてくる。 こ、この人本気だ…