そのころ屋上では… 「行っちゃったね。愁馬、どうする?」 「…姫にすることには変わりねぇよ」 「だ、か、ら!俺は嫌だって言ってんだろ!」 「悠弥いい加減うるさい…」 「瑠人に同感かなっ」 「なんだとこのやろー!?」 という、言いあいがまだ続いていた。 「…おもしれぇ」 にやっと笑い、そう呟いたのはあの黒髪男子だった。