「それじゃ切るね」
そう言った笹原さんはあたしの前髪にハサミを入れる。
足元に落ちていく髪の毛。
どんどん明るくなる視界。
前がちゃんと見えるなんていつぶりだろう。
「よし、できた!」
笹原さんのその声にみんながあたしをみる。
「ど、どうかな.....」
あたしが言ったその言葉には誰にも返してくれない。
え、変なの....!?
ど、どうしよう.....
「立花さん....なんで今まで前髪も伸ばして眼鏡かけてたの?」
「へ?」
笹原さんの問いかけに
あたしは素っ頓狂は声が出る。
「そうだよ〜!!!」
「てか桜奈ほんと可愛すぎ!」
「白雪姫って感じ!」
みんなが言っていることがよくわからないよ.....
「ほら男子見てよ!みんな顔赤くしちゃってさ〜」
「べ、別にしてねーよ!!」
男子の1人が反論する。
でも赤くなっている顔が余計に赤くなっただけだった。
