あの後、みんな混乱していてとても授業どころではなくなり、結局3年C組は強制下校となった。もちろん俺も授業どころではなく、なぜ死んでしまったのか。あのメッセージは何なのか。ずっと考えている。


「中嶋ー、まだいるかー?」


突然名前を呼ばれ、声がした方を見ると、荒川先生が立っていた。

「...はい。どうしたんですか。」

荒川先生の元へ行くと、周りに誰もいないのを確認し、小声で

「滝島の事で、少し来てくれるか。
時間は...大丈夫だよな。」

先生達も俺達が仲がいいのは知っていたし、何か俺に声がかかるのは分かっていた。

「はい。大丈夫です。」

返事をすると、じゃあ、ついてきて。という感じで歩き始めたので、それに続いた。