はあー、むかつく。
確かに、私は顔も凡!ですから、可愛くないかもしれないけど、褒められるのは褒められるもん!
…お兄ちゃんに。
まあ、それはお兄ちゃんだけに褒められる私の顔と色んな人に褒められるあなたの顔とは格違いですけれどもね?!
それくらいわかってるし!
「百面相せずに、用事なに?」
お前のせいだろ!と言いたいのをグッと我慢する。
そうそう、私はあのために嫌いな早起きをして、朝から大ッ嫌いなコイツの顔を見てるんだった。
紫宇も何かある、って気づいてたのか。まあ、私から声かけるなんて滅多にないもんね。
「あのねえ〜、白河さんと紫宇が付き合ってるって聞いたんだけどほんとなのお?」
普段出さない一オクターブ高くして、甘ぁい声まで出して、白河さんとの関係を聞きたかった。
情報に寄ると昨日の放課後から、らしい。
